自由な表現,広がる! 触れる!「漆 ART ワークショップ 」

漆は直感を研ぎ澄まさせる。

漆絵育ウルシエイク自由な表現, 広がる!触れる!「漆 ART ワークショップ」一般社団法人パースペクティブ

障害者就労支援事業所で漆(うるし)を使ったワークショップを行う。
木工,陶芸,ガラスなどどんな素材とも相性が良く日本が誇る自然素材である漆は,伝統文化への理解に加え,とくに「色漆(うるし)」は直感的に使える無限の可能性を秘める。
自由な表現を施したアート作品を「1/1のものづくり」* として昇華していくことで,漆(うるし)と作家自身の交流を重ね, 障害がある人,ない人の壁を取っ払いたい。
同じように,人と自然の距離をもっと近づけたい。

*「1/1(いちぶんのいち)のものづくり」・・・障害のある方のものづくりを例えた言葉。全ての人というわけではありませんが, 彼らのものづくりは「1個1個に真摯に向き合ってつくる」という言葉がぴったり。例えば1000個のものをつくるとき, 1/1000, 2/1000, 3/1000・・・536/1000, 1000/1000個ではなく, 1つ1つ新たな気持ちで, 1/1を1000回繰り返して1000個ものづくりをします。

◇ソーシャルグッドから生まれた障害のある方と地域企業の取組◇

障害のある,なし関わらず,漆(うるし)を使ったARTワークショップで繋がり,
ものづくりやアートの分野におけるディーセント・ワークの創出を目指す。

こんな人を募集します!→

障害者就労支援事業所 / 総合支援学校 / ものづくりの作家 / 製造業の方/ 販売に協力してくれる方

堤卓也さんと松山幸子さんの写真

一般社団法人 パースペクティブ
共同代表 堤 卓也
共同代表 松山 幸子

パースペクティブは, 堤淺吉漆店とビジョンを共有する一般社団法人。当社・堤卓也が共同代表を務め,10,000年もの間日本の風土で使用されてきた漆を中心軸に, 工藝に受け継がれた「人と自然との関係性」にヒントを学び, 社会に調和を, 人に感性を, そして地球に持続可能な人のあり方をもたらすタネを蒔きます。
『工藝の森』は, モノづくりの起点が自然にあることに着目し,「行為循環型のモノづくり」を通して, 人と自然の健やかな関係性が再構築されることを目指す, 私たちの活動の「シンボル」です。

デザインプランコーディネート/ YUSUKE TAGUCHI DESIGN

アイディア成果発表に至る過程

グラフィックファシリテーション/ コクリエ・ラボ 奥野美里
「 障害のある人と地域企業でつくるソーシャルグッド」アイデアソンにて/2021.2.3

プレゼンテーション

「森づくりとモノづくりが循環する「工藝の森」共創事業」
メイン事業である「工藝の森」から, 漆を軸にした人と自然の距離を近づけるための活動事例紹介。

プレゼンテーションのグラフィックレコーディング。松山さん「日本産の漆を守りたい」堤さん「漆以外の工芸もこの循環に向けて進めたい」urusi no IPPO 漆を未来に残すサスティナブルなサーキュラーエコノミー。循環社会を作る人を未来に送る育み手(給食食器を漆器にしている子ども園ゆりかご)、漆を生み出す自然(生態系)の育み手(漆かき職人in 夜久野、植栽)、漆を使ったモノづくりの担い手(塗り師の仕事は天然の漆との対話)、エンドユーザーを含めた人々に漆の大切さを伝える伝え手(拭き漆ワークショップ)の4者がつながり循環する。

アイディアソン

素材, 加工, モノづくり, 販売。漆に関わる事業と関係性から, 障害のある方との関わり方の可能性をについてアイデア出し。
漆を素材としてつながりをつくることついて可能性を探る。

アイディアソンのグラフィックレコーディング。職人とそれ以外の人とで乖離がある。魅力をアピールできるプロダクトを作りたい。生産体制や流通経路が整っていない。漆の生産量は40年前の500トンに対して、2018年では36トンに減っている。大量発注でコストダウンをするのではなく、自然素材の工芸として残したいと思えるものにしたい。デザイナーさん・使い手、色んな人からアイデアが欲しい。例えば子ども向けワークショップ。カンナで削って漆を塗って……手袋をしてやります。今のところ、かぶれて大変ということはなかったです。職人でなくてもできる技法があります。塗って拭くだけ、拭き漆。ナチュラルで今の生活に馴染むかもしれません。他に例えばまちなかに漆を塗る場所を作る。そのための木材や漆のために漆を植える・下草を刈る・獣害対策などの森づくり。広い意味でのものづくりを知るためにみんなに関わってほしい。農業とセットでなりわいに。プロトタイプする場として京北にものづくりの拠点。自然素材を使ってじっくり繰り返し作業の一分の一のものづくりは障害者の方にむいているかも。販売のところが弱いので、売り先と共同開発してはどうか。このための場所作りをしてるのかも。

ブラッシュアップミーティング 2021.3.9

意見交換のメモ

アイディアができました!

アイディアソンでまとめられたイメージのスケッチ。詳しい内容はページ冒頭の紹介文を参照してください。