感情にもとづくストーリー集「泣くための蝋燭」

灯りと闇でみつめる涙。

灯育トウイク感情にもとづくストーリー集「泣くための蝋燭」有限会社 中村ローソク

和蝋燭を学ぶ。和蝋燭を体験する。
蝋燭を単純に“灯をともす” 道具ではなく,人の「心を動かす」エモーショナルな道具として捉えた。花火やキャンプファイヤーなど,印象的に記憶に残る「火」との対話。
「泣くこと」は一見するとネガティブな行為と捉えられがちだが,和蝋燭の灯りの中で自分と向き合う時間,または誰かと共に過ごす時間,それらの心理的な変化つまり“目に見えない体感” を可視化する手法として,「一冊の本」で表現することを検討した。
例えば,和蝋燭の文化紹介を交えながら,誰もが経験する私たちが涙するいくつかの瞬間をまとめた体験集。本の挿絵や表紙, 絵蝋燭の絵柄に公募アーティストの作品を使用。さらには,涙した体験の原稿募集など。
巻末に添えられた1本の絵蝋燭を灯しながら読むもよし,読んだ後の余韻を灯りの中で味わうもよし。

◇ソーシャルグッドから生まれた障害のある方と地域企業の取組◇

障害のある方や地域企業と「泣くための蝋燭」をテーマにした本を制作・販売し,
障害のある方がロイヤリティによる収入を得るなど多様な働き方を創出する。

こんな人を募集します!→

アーティスト / イラストレーター / デザイナー / コピーライター / 体験談を語ってくれる方 / 「泣くための蝋燭」の本の制作, 販路開拓及び障害のある方の就労支援などのサポーター / 全体コーディネートをお手伝いいただける方

田川 広一さんの写真

有限会社 中村ローソク 代表取締役 田川 広一

1887 年創業の中村ローソク四代目。125年以上もの間、和・京蝋燭一筋で製品を作り続ける。原料となる櫨(ハゼ)を栽培するプロジェクトへの参加や香り付きのおしゃれな和・京蝋燭を開発するなど、次の世代に和・京蝋燭をつないでいくため、さまざまな活動に積極的に取り組んでいる。伏見区竹田の店舗では、和・京蝋燭作りの見学や体験も行っている。

デザインプランコーディネート/ YUSUKE TAGUCHI DESIGN

アイディア成果発表に至る過程

グラフィックファシリテーション/ コクリエ・ラボ 奥野美里
「 障害のある人と地域企業でつくるソーシャルグッド」アイデアソンにて/2021.2.3

プレゼンテーション

「京ローソクを次代に残す担い手の育成とソーシャルイノベーション経営」
京ローソクとは何か?他のローソク, キャンドルとの違いはどこにあるのか?障害のある方が職人(絵師)として働いておられることなどを事例も交えながら紹介。

田川さんのプレゼンテーションのグラフィックレコーディング。「京都”悠久の灯”プロジェクト」伝統産業×農林業:「蝋燭の原料ハゼの植樹」京都市左京区京北地域を新たなハゼ蝋産地に!、「京ローソクの絵師に障害者を」筆を使うことができれば、技量に応じて仕事を出せる! 伝統産業界では障害のある方が自然に働いてきた歴史がある。障害のある・なしは関係ない、一人の職人として腕をみがいてほしい。、「京ローソク+」炎の揺らぎを楽しむようなスローライフを提案。材料全て天然のアロマローソク・インテリアローソクなど。夜咄もしたり、竹でつくった移動型茶室も。

アイディアソン

日本人の生活とは切っても切り離せない存在だった和蝋燭。電気が普及した今の時代に京ローソクを飛鳥と思ってもらうために何が効果的なのか?新しい使い方はあるか?ソーシャルネットワークや他の媒体も含めた案などを検討しながらどうすれば新しい仕事が生まれ持続可能となるのかについて意見交換。

アイデア損のグラフィックレコーディング。就労支援には新しい仕事を作っていく形が必要。一般・障害関係なく職人募集してます。みんなでやれば工賃が上がる(作業所)。でも本心は小規模な企業でも”雇う”ことをしたい! みんなで今できることやっていこう!、新しい蝋燭作ってます。カラフルなローソク、アロマローソク。知ってもらう活動しています。日本の文化とともに伝えたい「京ローソク+」日本人にこそ楽しんでほしい。京蝋燭キット考えてます。障害のある人の絵×デザイナー×学生、育てることもやっていきます。課題はSNS。今は神社仏閣メイン。若い感性で学生さんに広報してもらう取り組みもしているが、コロナ禍で苦しい。

ブラッシュアップミーティング 2021.2.18

意見交換のメモ1

意見交換のメモ2

アイディアができました!

アイディアソンでまとめられたイメージのスケッチ。詳しい内容はページ冒頭の紹介文を参照してください。